カワサキ・W400

暮れなずむバイク

カワサキW650の弟分

2006年3月に発売された「W400」は、人気大型バイクだった「W650」の中型免許版といえるモデルでした。
乗りやすさを向上させるためシート高が35mmほど下げられています。
エンジンは、空冷4サイクル2気筒SOHC4バルブを採用。排気量は399ccで、最高出力は21kW(29ps)/7,500rpm、最大トルクは29N・m/rpmとなっています。
このため、W650の特徴だった低速トルクがなくなりました。代わりにエンジンを回すことでようやくパワーが盛り上がってくる出力特性になっています。
ただ、エンジンを回したからといって4気筒ほど高回転で回るわけではなく、パワーもあまりありません。始動性が悪く、1速の加速は原付にも抜かれるほど。
しかし、極低速でギクシャクすることはなく、振動も少ないです。
クラシカルな外観が売りのバイクなので、見た目を重視したい人におすすめのバイクといえるでしょう。

サイズは全長2,175mm、全幅855mm、全高1,115mmで、車両重量は193kgです。
当時の価格は628,950円(消費税5%込)でした。中古価格の相場は60~90万円台ほど。当時の価格と以上となっています。

販売されるタイミングが悪かったW400

人気車種だったW650の弟分として、決して不人気ということではありませんでしたが、登場したタイミングが悪かったといえます。
2008年の排出ガス規制強化によりW650と同時に生産終了。登場から2年半で生産終了となりました。
そのため、生産数が少なく、中古市場では希少なバイクになっています。

W400のレビュー

W400は性能を求めない、ルックス第一主義のライダー向けといわれますが、女性ライダーや初心者に好まれる要素を持っており、燃費がよく安定感があります。
エンジンの回転が楽しく、ポジションが自然で疲れにくいため、長時間のツーリングも余裕でこなせるでしょう。ただ、空冷エンジンなので夏場は休憩を多く挟んだほうがいいでしょう。
コーナーも曲がりやすく、静かなエンジン音も特徴です。
その分、ある程度慣れて、飛ばしたくなると不満に感じるかもしれません。なので、スピードを求めるなら素直に四気筒のバイクに乗ったほうがいいでしょう。
しかし、W400はバイクらしさ・魅力・楽しさを感じられるバイクと思います。
まったり景色を見ながらツーリングするなら最高の相棒として楽しめるはずです。